ロームは5月8日、車内用コンセントに使用されるACインバータや充電機器向け車載用漏電検出IC「BD9582F-M」を開発したと発表した。電気自動車(EV)やハイブリットカー(HEV)は、大型の蓄電池を搭載していることから、本来の運送機能に加え、非常用電源としての活用が期待されるようになってきており、スマートフォンをはじめとする携帯機器だけでなく、消費電力の大きな家電製品も使用可能なAC100Vの車内用コンセントも搭載されるようになり、新たな電力供給源として考えられるようになってきた。同製品は、そうした車内用コンセントを安心・安全に使用するために使用されるものだが、これまで、自動車で漏電検出ICを使用するためには、温度保証などを含めた信頼性面での課題を克服する必要があった。
ローム、自動車向けACインバータや充電機器の漏電を検知するICを開発(マイナビニュース)