政府の規制改革会議の作業部会は8日、次世代自動車普及のため、ガソリンスタンド内に天然ガスの供給設備を併設できるようにするなどの規制緩和を提案した。現在は法規制で同じ敷地内には設置できないが、燃料電池車の普及促進には法改正が欠かせないと判断した。海外事例と比較して、規制が企業活動の妨げとなっていないか検証する「国際先端テスト」に盛り込む方針だ。天然ガスは、トラックなどの天然ガス車だけでなく、燃料電池車の燃料の水素に変化させて供給できることで注目されている。現在は、ガソリンスタンドとは別の敷地に天然ガス供給設備を設置しなければならず、事業者の負担が大きく、天然ガス供給設備の普及の障害になっている。5月中にとりまとめる報告書に盛り込む。
次世代自動車普及へ 法改正を提言 規制改革会議WG(産経BIZ)