市販の電気自動車で先行している三菱自動車が3月5日から開催されているジュネーブの国際モーターショーにコンセプトカーの「MITSUBISHI
Concept CA-MiEV(シーエーミーブ)」を出展した。最大の特徴は航続距離を300キロメートルまで延ばせることで、ボディの軽量化に加えて、バッテリー容量を拡大するなど電動性能も強化した仕様になっている。国内で市販されている電気自動車の中では日産の新型リーフの航続距離が最も長くて228キロメートル。三菱のCA-MiEVはこれを大きく上回る。航続距離に影響するバッテリーの容量はリーフの24kWhよりも大きい28kWhに設定した。同社の市販車「i-MiEV」の航続距離は180キロメートル、バッテリー容量は16kWhであり、CA-MiEVはi-MiEVよりも上のクラスを想定している。
航続距離を300kmに延ばすMiEV、バッテリーを28kWhに増強(スマートジャパン)