「究極のエコカー」とも呼ばれる燃料電池車(FCV)の開発をめぐり、自動車メーカーの合従連衡が活発になってきた。トヨタ自動車が独BMWと提携したのに続き、日産自動車も独ダイムラー、米フォード・モーターと共同開発することで合意した。立て続けに提携の動きが出てきたのは、次世代のエコカーとされる電気自動車(EV)の販売が伸び悩み、各社とも燃料電池車の開発に傾斜していることが背景とみられる。2015年の市販を控え規格標準化に向けた争いも予想される中で、どこが主導権を握るのか。その鍵は米ゼネラル・モーターズ(GM)が握るとの見方が多い。
「究極のエコカー」主導権争い 開発に各社傾斜、鍵を握るGMの動向(産経BIZ)