名車として名高いトヨタ『2000GT』が電気自動車(EV)として蘇った。トヨタ自動車を中心に、トヨタ系メーカーの有志が集い“リボーン”させた2000GTが、デトロイトモーターショー13に展示された。『2000GT SEV』と名付けられたこのクルマは、「クレイジー・カー・プロジェクト」の名のもとトヨタ自動車、関東自動車工業、パナソニック、千葉トヨペット、JBLほか多数のメーカー、企業によって開発が進められた。「かっこ良くてワクワクするクルマが作りたい」という思いが、開発のきっかけだったという。千葉トヨペットに眠っていたボロボロの2000GTをベースに、トヨタ『センチュリー』を生産する匠の手によって徹底的にボディをレストア。内装には漆を使う等、2000GTらしい和の高級感を再現。外装では特にマフラーのないリアセクションについて「オリジナル以上に美しい」と開発者は胸を張る。レクサス『LS』用のハイブリッドモーターに、トヨタ『アルテッツア』の6速MTを組み合わせ、バッテリーにはパナソニック製のリチウムイオンバッテリーを採用(40kWh)、200km/hでの走行も可能とした。MTの採用について開発者は「スポーツカーならではの操作する楽しみを残したかった」と話す。
【デトロイトモーターショー13】名車 トヨタ 2000GT がEVで蘇った(レスポンス自動車ニュース)