トヨタ自動車は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を充電する際に、電気ケーブルをつなぐ必要がない「非接触充電」を、2015年までに商品化する方針を明らかにした。非接触充電は、車庫など車を長時間止める場所の地面に充電器を埋め込んでおき、その場所にEVなどを駐車すれば自動的に充電できる仕組み。充電器と車体を電気ケーブルでつなぐ現行方式と比べ、接続部がないため雨などに強く、感電の心配もないという。電気を送る仕組みは、電磁誘導、電波、磁界共鳴の3通りあり、トヨタの方式は、約20センチ・メートルの距離でも電力を効率的に送電できる磁界共鳴方式を採用する。トヨタは11年4月に非接触充電の技術を持つ米新興企業のワイトリシティ・コーポレーションとの技術提携に合意している。
ケーブルなしでEV充電…トヨタ「非接触」商品化へ(読売オンライン)