まだまだ高コストのリチウムイオンバッテリーであるが、バッテリーを車両本体から切り離してリースとして販売するビジネスモデルが動きだしている。フランスのルノー社が2012年5月に発表し、年内出荷予定の電気自動車(EV)「ZOE」は、リチウムイオンバッテリーをリース方式で提供することで、EV本体を、ベースとなるディーゼル車「Clio」とほぼ同等の価格で提供している。また、電気料金とリース料金を合わせた価格が、ディーゼル車の燃料代とほぼ等しくなるようにリース料金を設定し、ユーザーへの値ごろ感を訴求している。
自動車メーカー、バッテリー・リース方式の採用でEVの「値ごろ感」を訴求(日経BPネット)