村田製作所が、150℃で使用可能なX8R特性の、1005サイズおよび1608サイズでは世界最大となる容量拡大を実現した「自動車向けチップ積層セラミックコンデンサ」の量産を開始したと発表。導電性接着剤実装に対応しており、はんだクラックの問題を解決することにも成功している。近年の自動車市場では、高効率化・耐環境性能の向上が重視されており、より緻密な制御を行うため、電子部品もエンジンやトランスミッションなどの近くに配置されることが多くなってきている。そのため、150℃の高温環境下で使用可能なコンデンサへの要求が強くなっているという。また、電装化が進むにつれ部品搭載スペースの削減も必要となっており、自動車向け小型品である1005サイズ、1608サイズの需要が高まっている。
村田製作所が自動車向け積層セラミックコンデンサを量産開始(財経新聞)