スマートメーターを設置するメリットは電力会社だけではなく利用者側にとっても大きい。節電によって電気料金を安くすることが従来よりも簡単にできるようになる。さらには電力使用量のデータを活用した新しいサービスが可能になり、高齢者の見守りにも応用できる。今年に入って東京電力が電気料金の値上げを発表してからというもの、節電対策は電力不足の解消もさることながら、コスト削減策としての意味合いも大きくなってきた。今後ますます電気料金が上がっていくことは確実だが、その一方で電気料金のプランが多様化していく。利用者側の対策や工夫によって、電気料金を安くすることが可能な時代に入ったと言えよう。
電気料金がダイナミックに変化、電力による情報サービスも始まる(スマートジャパン)