富士経済は、高性能化し、各種需要を取り込んで成長を続けるリチウムイオン二次電池を中心に、一次電池、二次電池の世界市場を調査した。その結果を報告書「2012 電池関連市場実態総調査 上巻」にまとめた。この報告書では、市場環境や業界動向を総合的に俯瞰すると共に、主要な日系電池メーカーの増産状況、伸長著しい海外電池メーカーの動向を踏まえ、特に中国市場や韓国市場に注視し、一次電池、二次電池の市場を品目ごとにワールドワイドの生産地域出荷ベースで捉え、現状と将来展望を総合的にまとめている。2010年の電池市場(一次電池、二次電池の合計)はリーマンショックに端を発した世界的な景気後退からようやく需要が回復し、2008年実績レベルの5兆8,274億円となった。2011年には前年比3.1%増の6兆54億円が見込まれる。
富士経済、一次電池・二次電池の世界市場について調査結果を発表(プレスリリース)