グローバル インフォメーションは,パイクリサーチが発行した報告書「Electric Vehicle Telematics (電気自動車用テレマティクス市場)」の販売を開始した。 初期段階のプラグイン電気自動車(PEV)において,顧客にとって重要な機能は,駆動系コンポーネントではなく,むしろテレマティクスパッケージ。テレマティクスによって,電気自動車のバッテリーや残存容量をチェックすることが可能となり,走行中のバッテリー切れという,ドライバーの走行距離不安を緩和する頼みの綱として,機能する。さらに,バッテリーの充電状況に応じて,最も近くにある充電所の位置情報を提供するアプリケーションを多くのメーカーが開発している。パイクリサーチの同報告書によれば,今年販売されたPEVの9割近くは少なくとも基本的なテレマティクスパッケージを搭載しており,さらに2017年には,その割合は94%にまで増加する見通し。2017年に,世界の電気自動車テレマティクスの年間売上げは,14億米ドルに達するとパイクリサーチは予測している。
電気自動車テレマティクス市場は,2017年に14億米ドル規模に達する見通し(gihyu.jp)