秋田県内の中古車販売会社や自動車整備会社、電子部品メーカー、県立大などでつくる「あきたEV研究会」(鎌田学会長)はこの秋、中古のガソリン車を改造した電気自動車(EV)を完成させた。国が定めたガイドラインに基づき製作された改造EVとしては県内初。年末までに、公道を走るためのナンバープレートを軽自動車検査協会から取得する予定だ。同研究会はことし7月、秋田新電元(由利本荘市)や山﨑ダイカスト(美郷町)など16社3団体が参加して発足した。改造は、主に秋田市の中古車販売会社の整備場で行われた。ダイハツの軽自動車ミラジーノ(2000年式)の車体を使用。エンジンや燃料タンクなどを取り外し、出力7・5キロワットの電動モーターと、13・4ボルトのリチウムバッテリー10個を搭載した。改造費用は約120万円で、ほかにバッテリー費用として約60万円掛かった。家庭用コンセントで充電でき、約7時間かけてフル充電すれば約60キロの走行が可能。最高時速は80キロ。
中古車改造し電気自動車に あきたEV研究会、年内に公道走行へ(さきがけon the web)