東京大学大学院新領域創成科学研究科 大和研究室と日本IBMは、同研が開発、運営してきた地方自治体向けオンデマンド交通システムに、数理解析技術に基づいた新機能を盛り込んだ新バージョンを共同開発した、と発表した。三重県玉城町において、今月から同システムが運用されている。従来のオンデマンド交通システムは、出発地・到着地・到着時間についての利用者の希望を複数同時に満足させるような運行計画が立てられるが、利用者の要望は多岐にわたるため、バスの経路と時刻を最適に選ぶのは容易ではない、という運営面での課題があった。
東大と日本IBM、機能強化したオンデマンド交通システムを共同開発(プレスリリース)