2009年7月に三菱自動車が初めて量産型電気自動車(EV)「i-MiEV」を発売してから2年経った。今、この分野で2つの大きな動きが始まっている。1つは廉価版の製品化である。三菱自動車は「i-MiEV」のバッテリー容量を3分の2程度にダウンサイズし、補助金活用の場合の価格を188万円に抑えた「Mグレード」を追加投入した。今年中に発売する予定の商用車「ミニキャブ MiEV」でも2つのグレードを用意し、廉価版は補助金活用で170万円になる。低価格車の登場で、EV普及の加速が期待できる。2つ目の動きは、EVが搭載する大容量・高性能バッテリーを家庭用電源として活用する試みである。構想は以前からあったが、震災の影響で現実味が増してきた。
【新技術】T型フォード登場から“100年目の革命”が静かに着実に進行
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– 2011年9月5日