【新技術・電池】東工大とトヨタ、安全性追求した固体リチウム電池を開発

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リチウムイオン電池の固体電解質として、電気の流れやすさを示すリチウムイオン伝導率が室温で世界最高水準の硫化物材料を開発したと、東京工業大とトヨタ自動車、高エネルギー加速器研究機構などの研究チームが1日、英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に発表した。安全性が高く、高エネルギー密度の固体セラミックス電池に応用し、電気自動車やハイブリッド自動車の普及拡大につなげられる可能性があるという。リチウムイオン電池の電解質には現在、可燃性の有機電解液が使われており、自動車に搭載する場合は事故時の火災を防ぐ安全装置が必要。新開発の硫化物材料は不燃性の無機固体で、リチウムイオン伝導率も室温の27度で12ミリジーメンス毎センチメートルと、既存の有機電解液と同等以上だった。

安全な固体リチウム電池期待=イオン伝導率高い新材料-東工大やトヨタなど開発(時事ドットコム)

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