クルマの低炭素化と省エネルギー化で期待されるのが、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及である。経済産業省が策定した「次世代自動車戦略2010」は、次世代エコカーの普及目標として2020年に新車の15~20%をEVまたはPHEVにするという方針を明らかにしている。ただ、主要部材であるLiイオン電池が高価なことから、本格的な普及にはまだ時間がかかると見られている。しかし、普及目標を達成するための施策がすべて実行に移されているかと言えば、答えはノーだ。既存車両のEVやPHEVへの改造(コンバージョン)がその一つ。日本では普及政策として採用されてもいない。
海外で増える改造PHEV、日本でも望まれる普及促進策(Tech on)