経営分析、競合調査、特許分析の株式会社パテント・リザルトはこのほど、車載用リチウムイオン2次電池の制御・管理技術について、参入企業に関する調査結果をまとめた。昨今、リチウムイオン2次電池のアプリケーションとして、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)が大きな注目を集めているが、リチウムイオン電池を自動車に搭載するに当たり、より高度な安全性や充放電の制御・管理が求められている。今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った(2010年11月末時点のパテントスコアに基づき評価)。その結果、総合力ランキングでは、1位 トヨタ自動車、2位 デンソー、3位 パナソニックとなった。1位のトヨタ自動車は2位に大きく差を付けている。さらに、2位 デンソーはトヨタグループ、3位 パナソニックもリチウムイオン電池に関しトヨタと協力関係にあるなど、上位3社がトヨタ及びトヨタ関連企業で占められる結果となった。
パテント・リザルト、車載用リチウムイオン2次電池の制御・管理技術の参入企業に関する調査結果を発表(プレスリリース)