電力を無線で伝送するワイヤレス給電技術に関するセミナー「ワイヤレス給電シンポジウム 2015」を、3年ぶりに開催します。自動車向けのワイヤレス給電技術が、いよいよ実用化のフェーズに突入します。国際標準規格化の議論が大詰めを迎えており、2015年5~6月にも方向性が固まるためです。これにより、自動車が止まった状態での充電(定点充電)技術を市販車に搭載する環境が整います。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどは独自に技術開発や実証実験を進めており、水面下で準備を進めている状況。政府としては、総務省が中心となって実用環境を整備しています。自動車向けのワイヤレス給電技術が活躍するのは、定点充電だけではありません。実は今、走行中車両への充電(走行中充電)についても世界的に開発競争が進んでいるのです。2020年以降の実用化を見据えて研究開発が盛んになっている自動運転との親和性も高い技術として注目を集めています。
ワイヤレス給電シンポジウム2015(日経テクノロジー)
【告知】ワイヤレス給電シンポジウム2015
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2015年3月3日