日本精工は、電気自動車(EV)の快適性と、航続距離の向上に結びつく駆動モータ用の「静音・低摩擦玉軸受」を開発した。新製品は、2020年に売上げ5億円を目指す。新製品は、グリースの低温時の流動性を高め、最適化した軸受諸元と組み合わせることで、低温下で発生する軸受の振動を大幅に低減し、静音化を実現した。また、グリースには耐熱性が高い基油を使用、最適化した軸受諸元と組み合わせることで、高温下で発生するグリース劣化やグリース漏れを抑え、耐久性を確保した。加えてグリースの増ちょう剤の種類と量を最適化、撹拌抵抗を減らした。この結果、従来よりも20~40%程度の低摩擦化を実現した。
日本精工、EVの航続距離を伸ばす静音・低摩擦玉軸受を開発(レスポンス)
【新技術】日本精工、EVの航続距離を伸ばす低摩擦玉軸受を開発
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2014年12月17日