スバル(富士重工業)が絶好調だ。2014年3月期は販売台数・連結売上高・営業利益ともに過去最高を見込んでいる。同社代表取締役の吉永泰之社長は、その要因の一つに「安全基準が異様に高い」ことがあったと述べている。象徴的なのは「ぶつからない?クルマ」というキャッチコピーで一躍有名になった運転支援システム「アイサイト」。運転席上部にステレオカメラを備え、前方を立体的に把握。危険を察知すると自動でブレーキがかかる仕組みだ。同社はアイサイトの仕組みを発展させ、自動運転を目指すとしている。人工知能を使い、人の手を介さない完全自動運転を目指すグーグルとはアプローチが異なるが、自動車の未来を予見させる技術であることは間違いない。一方、「故障を減らす」という意味で安全な車も登場している。日産の電気自動車「リーフ」は位置情報やバッテリーの状態、走行距離といった運転データを内蔵の通信回線を使って日産のデータセンターに送り、不具合の発見に役立てている。
ぶつからない車 VS 故障しない車(アスキー)
【新技術】ぶつからない車や故障しない車に新たなビジネスチャンス
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2014年4月12日