ジョンソン・ロンドン市長は16日、2018年から市内を走るタクシーの新規登録を電気自動車など温暖化ガスを排出しない車に限定すると表明した。世界の主要都市に先駆けて温暖化ガス削減を進め、大気汚染解消に役立てる。タクシー製造では、日産自動車を含む5社が開発を急いでおり、新たな商機につながりそうだ。ジョンソン市長が16日に発表した公約では、タクシーを新規登録する際に「温暖化ガスの排出がゼロになる機能を持つこと」を条件とする。電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHV)が対象だが、市内中心部では電気での運行を義務づける。早期の普及に向けて市内の充電設備の設置を急ぐ方針で、18年までに現在の4倍以上の6千カ所に増やす計画だ。
ロンドンタクシー、18年から電気自動車を義務化(日本経済新聞)