秋田県内の自動車整備や機械部品製造17社と県、県立大などでつくる「あきたEV研究会」が、農家の軽トラックを電気自動車(EV)に改造するプロジェクトを進めている。改造費を100万円以内に抑え、2014年中の発売を目指す。研究会は11年に発足した。市販の改造キットで試作車を製作し、一般の自動車整備工場でも改造が可能との手応えをつかんだ。1回の充電で走行できる距離の延長や低価格化に向け改良に挑んでいる。現在、1回の充電で走れるのは30キロ程度。発売時には50キロまで延ばす考えだ。市販のEV改造キットは150万円程度だが、部品代や作業費を下げるなどして改造費を100万円以下にする。
農家の軽トラをEVに改造 あきた研究会、来年発売目指す(河北新報)