スウェーデンの自動車メーカー「NEVS(ニーブス、蒋大龍CEO)」が、うるま市の特別自由貿易地域内に電気自動車(EV)の研究開発拠点を設置することが20日、分かった。ことし2月に設立された同社の関連企業のNTI(安倍佳照社長)が業務を受注。NTIは、同地域の区画5100平方メートルを購入し、2階建ての研究施設を建設中で、12月からの稼働を目指している。また、同社は、同地域への部品工場設立も検討しており、成長するアジア市場に本格的に参入したい考えだ。ニーブスは、中国を中心としたアジアにEVを売り込む計画で、地理的に近い沖縄でアジア市場に合ったEVの研究を実施する。大量生産に必要な金型の研究も手掛ける方針。本年度中にNTIへ出資することにしており、調査研究員など40人程度の新規採用を見込んでいる。