フランスの電気自動車(EV)シェアリング事業者が、米国トップクラスのカーレースイベントの開催地に目を付けた──米インディアナポリスだ。パリでEVシェアリング事業を成功させた仏ボロレは来年初め、EV500台、充電ステーション1200か所を、インディアナポリス500の開催地に導入する計画を立てている。総額3500万ドル(約34億円)の同プロジェクトは、ボロレ初のフランス国外での自動車シェアリング事業で、米国の各都市に進出する第一歩となる。ニューヨークやシカゴ、サンフランシスコなどの大都市と異なり、自動車シェアリングプログラムや公共交通機関の発達していない米中西部の広大な都市にとって、より良い公共交通機関には切迫したニーズがあり、インディアナポリスで始まる同プロジェクトはその要望に応えることができるだろう。プログラムは短距離の片道のEVレンタルが基本で、目的地の最寄りの充電ステーションに車載GPSを通じて駐車スペースを予約しておくというもの。プログラム名はまだ決まっていない。
EVシェアリング、米インディ500開催市に進出(AFP BB News)