米グーグル や自動車メーカー数社が開発中の自動運転車を、衝突事故防止効果を期待して自動化の促進に意欲を示す監督当局が後押しする。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は30日、自動運転車の実験を推進するとともに、車両間の通信システムや、衝突しそうな状況を感知した場合に作動するブレーキといった先駆的な技術の開発を奨励する政策を公表した。NHTSAのデービッド・ストリックランド局長は同日のインタビューで、「現在の一部車両に搭載された現行の安全システムであろうと全て自動化された車両であろうと、こうした技術は非常に有望だ」と指摘。「これらの技術に積極的な実験計画が必要なのは明らかで、公道で実験が行われている。当局の観点から検証すべき事柄を確実に把握させたい」と述べた。
グーグルの自動運転車に追い風-米道路交通安全局が奨励策(ブルームバーグ)