米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズの株価が14日、下落した。簡易ブログサイト、ツイッターやインターネットのトレーダー向け掲示板で、足元の株価の反発を利用して増資に乗り出すのではないかとの臆測が流れたことを受けたものだ。臆測についてテスラの広報担当者はコメントを控えた。だが、一部アナリストやトレーダーは、同社株の足元の反発によって、既存株主の機嫌を損ねることなく資金調達ができる余地が生まれたと話す。テスラの株価は13日までの3営業日で57%も急騰していた。「テスラの時価総額は現在非常に高水準なため、2億-3億ドル(約204億-306億円)調達したとしても、希薄化を気にする人はいないだろう」。パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアナリスト、ベン・シューマン氏はこう指摘し、「この話題をめぐる今のすごい騒ぎからすれば、彼らが多少増資を行っても驚かない」と述べた。
米電気自動車のテスラ、最近の株価高騰受け増資観測(ウォールストリートジャーナル)