富士経済は、12年10月~13年1月にかけて、世界のHV(ハイブリッド自動車)、EV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド自動車)と関連部品の技術動向、環境規制などインフラの市場を調査した。その結果を報告書「2013年版 HEV、EV関連市場徹底分析調査」にまとめた。12年に3タイプの次世代自動車が出揃い、市販化が進むとともに、これまでの淡い期待から一変して製品、インフラ、市場環境などあらゆる面から予想外の課題が露わになってきた。その結果、今回の調査では、前年の調査に比べて、いわば10年先送りの現状を踏まえた市場予測を行い、力強い官民共同の取り組みの上に本格的な次世代自動車市場の到来を期待した。この調査では、世界のHV、PHV、EVの30年までの市場予測をまとめた。直近の16年予測までは、自動車メーカーからのヒアリング情報および広報発表と各社の車種別販売数量データを基準にし、20年以降は、各国のエコカー政策や法規動向、自動車メーカーや関連部品メーカーの中長期展望、さらに顧客の志向なども加えて予測した。またこの予測を裏付けるために、主要国・エリアの環境規制動向や官主導のエコカー優遇施策なども詳細にまとめた。
富士経済、HV・PHV・EV世界市場を調査結果を発表(プレスリリース)