プジョー・シトロエン(PSA)の「ハイブリッドエアー」は圧縮空気とエンジンという2つのエネルギーソースを持つハイブリッドシステム。将来的には大型車にも対応できるシステムということだが、まずは3気筒エンジンと組み合わせた小型車から採用されることも発表されている。そのハイブリッドカーが、それぞれ「プジョー2008」、「シトロンC3」をベースにしたバリエーションになることが明らかになった。プジョーは、2.0L/100km、すなわち50.0km/Lを目標としているとアナウンスしている。一方、シトロエンは3.0L/100km以下が目標で、具体的には2.9L/100km(約34.5km/L)、二酸化炭素排出量69g/kmを達成したということを発表している。ハイブリッドシステムといえば、内燃機関(化石燃料)とモーター(電気)という印象だが、内燃機関に圧縮空気で動かす油圧ポンプを組み合わせた、まったく新しいフルハイブリッドシステムがどれだけ市場で評価されていくのだろうか。とくに価格面で優位性があると言われているから、ジュネーブモーターショーでの詳細発表が気になるところといえそうだ。
プジョー・シトロエン「ハイブリッド エアー」搭載車は50km/Lと発表! 【ジュネーブモーターショー】(マイナビニュース)