中国の電気自動車販売台数は政府目標に達しない可能性が高いとの見方を、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスが示した。電気自動車が割高なことに加え、充電インフラの整備が進んでいないことが理由だ。ブルームバーグ・ニュー・エナジーが24日発表した資料によれば、中国市場での2009年から11年の販売台数は約1万3000台。12年の販売も大きく伸びない見込みだという。中国政府は15年までに累計50万台、20年までに500万台の販売を目標としている。ブルームバーグ・ニュー・エナジーのマイケル・リーブレック最高経営責任者(CEO)は、「中国は競争力のある電気自動車を生み出すため専門知識と技術を外国から取り入れ、人々が信頼できる電気自動車を生産するよう自動車業界全体で取り組む必要がある」とコメントした。