デンソーは2012年7月24日、電気自動車(EV)と住宅の間で電力をやり取りするシステムを開発したと発表した。住宅に設置した蓄電池からEVに急速充電できるのが特徴。加えて、EVの蓄電池から住宅に電力を供給することもできる。トヨタ自動車などと共同で進める「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の一環として開発した。これまで、住宅で数十kWと高い電力でEVに急速充電することは難しかった。電力契約の引き上げなどが必要なためである。今回開発したシステムでは、住宅に設置した蓄電池から大きな電力をEVに速く充電する。系統からの電力を使わないので、電力契約などを変更しなくてよい。15分程度の充電時間で、約20km走れるほど充電できるとする。
デンソー、住宅でEVに急速充電できるHEMSを開発(Tech-on)
デンソーがEVに最適なV2Hシステムを開発、定置型蓄電池からの急速充電が可能(IT MONO ist)
EVと据え置き型蓄電池、2つの蓄電池を活用するV2Hシステム(スマートジャパン)
デンソー、HEMSと連携するEV用相互電力供給システムを開発(ECO JAPAN)
デンソー、EV用相互電力供給システムを開発…急速充電にも対応(レスポンス自動車ニュース)