米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは9日、新型EVセダン「モデルS」を来月、発売することを明らかにした。発売時期が予定よりやや早まることが好感され、テスラ株は時間外取引で、8%高と大幅に上昇している。テスラは、この「モデルS」の開発に非常に力を入れており、今年の売上高のうち90%程度は「モデルS」が寄与すると予想されている。テスラは、当局に義務付けられている衝突試験が終わり次第、6月にも発売できるとの見方を示した。従来は7月の発売を目標としていた。また同日発表されたテスラの第1・四半期決算は、8990万ドルの純損失(1株あたり0.86ドル)となり、前年同期の4890万ドル(1株あたり0.51ドル)と比べて、赤字幅が拡大した。また、売上高は3020万ドルとなり、前年同期の4900万ドルから減少した。
米テスラが新型EVセダンを来月発売へ、予定を前倒し(ロイター)