日産自動車は、同社のネットワークが4月中旬にハッキングを受けたことを明らかにした。電気自動車のドライブトレイン・システムに関する同社の知的財産を狙ったものと見られている。日産のアンディ・パーマー副社長が20日(米国時間)に発表した声明によると、ハッキングが見つかったのは4月13日で、従業員ユーザー・アカウントの認証情報を盗み出すためのマルウェアがネットワークに置かれていたという。パーマー副社長は、顧客データや従業員データ、およびプログラムのデータに被害はなかったと見ている、と述べている。「ただし、ユーザーIDと暗号化されたパスワードが[外部に]送信されたと考えている。個人情報や電子メールが被害を受けた形跡はない」今回狙われた可能性のある電気自動車のドライブトレインは、2010年末に発売された、日産の電気自動車『リーフ』の一部だ。
日産ネットワークに攻撃、標的はEV技術か(msn産経ニュース)